洋風2階建て鉄筋住宅で、外壁には金属サイディングを施工されており見た目にも今風のお宅です。でもこの様な素晴らしいお宅にも悩みがあるのですよね。それは家にとって一番大切な屋根なのです。
Ⅰ氏の依頼があり、22年間に2度のシート防水をされていますが、Ⅰ氏より何度も防水をするのも費用的にも問題もあるし、何か良い方法がないか当社に相談が有り防水の専門家と、屋根の専門家と二人で伺い防水の状態を点検したところ防水塗膜の劣化や剥離がみられ、防水層下のモルタルまで砂状になっている状態であり、今回防水にかかる費用や今後の事などを点検士と相談した結果、I氏宅の陸屋根に屋根を施工するという結論に達し、Ⅰ氏との綿密な打ち合わせ後嵩上げ工法という工法により、屋根を施工する事となりました。
説明1
写真は屋根を施工する為の基礎になる部分です。基礎となる土台にアンカーボルトを打ち込む事により完璧に止めている所です。
よくある質問なのですが、台風などで施工した屋根が飛んでしまわないかと質問されますが、普通の釘やビスなどで施工すれば飛ぶ可能性もあるかもしれませんが、アンカーボルトは打ち込み位置にハンマードリルなどで穴を開けアンカーの芯をハンマーで打つと外周部が膨らんでコンクリートに固定される仕組みになっています。
アンカーボルトとは、土台と基礎を繋ぎ地震などで建物が動くのを防ぐ重要な部材です。
説明2
いよいよ屋根の構造造りの開始です。まず初めに小屋束を建てて行き、その上に屋上と平行に木材が施工されているのが、屋根で一番高い所、棟となります。棟から木材にて屋根の構造を形成して行きます。もちろんアンカーボルトにて下地を固定し木材同士は金具にて固定して行きます。木材に関しては3寸角を使用し、工事監督自らが選別し見えない部分にもこだわり、施主様にもご納得して頂ける材料選びを行っています。
説明3
大きな骨組みが徐々に出来上がって来ています。この状態で見ても何を作っているのか分かりにくいと思うのですが、普通の家を建てるのとは違って、元々何も無い屋上に屋根を作るのですから分かりにくくて当然だと思います。
説明4
これで屋根の構造となる大きな骨組みが完成です。棟木、小屋束とも土台に完全な形で固定しています。もちろん基礎部分にはアンカーボルトを使用しています。
説明5
これは先ほどの骨組みに桟を打っている所です桟の幅は45cm間隔です。何故45cm間隔かというとあまり幅が大きすぎた場合もし施工後に屋根に乗った場合フワフワしますし、その様な工程で施工されている業者もあるみたいですが、当社では考えられる限りしっかりとした物を施工したいと思っております。見栄えだけでなく工事は一つの芸術だと考えているから、細かい部分にもこだわりがあるのです。
説明6
これで屋根の骨組みは全て終了しました。写真の状態を見ていると何が何だかわからない感じですが・・・。
説明7
全て骨組みを作った上に12mmの下地合板を打ち付けている所です。当社では下地合板を仕様するのですが、材料費を少しでも安くするためにOSB合板を使用する業者をよく見かけますが・・・。
OSB合板とは
木屑を集め接着した合板ですので、湿気に弱く屋根材としは適さないと思います。このこだわりが、後々にお客様に喜んで頂ける要因だと確信しております。
説明8
説明9
これはアスファルトルーフィングを張る前の樋の付く先端部分で軒先と言われている部分です。これを見ていただければ分かると思うのですが、桟木と下地合板の間が開いていますよね。何故なら陸屋根やカラーベスト(コロニアル)屋根は大変暑いですよね!この夏の暑さ、冬の寒さを緩和させるのが、この嵩上げ工事の一つの特徴なのです。元々の屋上と新しく出来上がる屋根との間に出来上がる空間に、空気の対流が出来る事により室内の温度を、夏は涼しく冬は暖かくするのです。
説明10
下地合板を打ち終われば、アスファルトルーフィングという防水シートを全面に敷き詰めます。
説明11
新築のお宅などで良く使用されている物で、アスファルト系の素材で出来ており、かなりの防水性が有ります。昔の古いお宅などには杉皮や紙に防水を施したものを使用していましたが、現在はほとんど全てこのアスファルトルーフィングを使用します。
説明12
アスファルトルーフィングの後にこの板金施工をします。先ほどの写真14の部分ですが、あの状態で置いておくと横なぐりの雨などが入る恐れが有りますので軒先水切板金と言う板金を施し、建物内に雨水を一切入れない状態を作ります。
説明13
これが右記、説明14写真に嵩上げを施工し、全体にアスファルトルーフィングまで施工し終わった写真です。屋根の形状は寄棟に片流れ屋根が合わさった形で施工しています。まだ瓦本体が施工されていませんので、少し違和感が有るかも知れませんが、完成を期待して下さい。
説明14
施工前状態です。
説明15
軒先板金を全て終わった所で雨樋の金具を施工している所です。普通雨樋の設置方法として、金具を軒先にビスで打ち込んで設置しますが、それだと軒先が傷んでビスが浮き前に垂れ下がったりしますが、当社では吊り子式金具で雨樋を設置しますのでそういう心配も有りません。
説明16
次に雨樋の設置なのですが当社では、松下電工のシビルスケアPC50を標準設置します。中に金属が含まれている為、変形しにくく塩ビの雨樋と違って耐久年数も非常に長い雨樋を使用します。またナショナルのシビルスケアはサイズも多くあり、各御家庭に合った雨樋を選ぶことが出来ます。
説明17
軒先スターター施工
説明18
これは谷樋と壁際の水切板金ですが、素材は屋根材と同じガルバリウム鋼板と言う素材の物を使用していますが、長期に渡り腐食や変色に強い素材です。
ガルバリウム鋼板とは アルミと亜鉛の合金メッキ鋼板で、耐食性に優れ細かい傷でも自己補修性が有ると言われています。当社ではこのガルバリウム鋼板をよく使用しますが、今のところメンテナンスの必要もないようですね!
説明19:施工後
写真は右記、説明19:施工前の部分にガルバリウム鋼板の金属瓦を施工した所です。一見カラーベスト(コロニアル)の様にも見えますが、ガルバリウム鋼板に特殊な添加剤を用いる事で長期に渡り手入れ不要の屋根材だと考えられます。そして一枚一枚をビスにて完全に止めている為、地震や台風に強く表面塗膜に関しても美観を損なわず対応して行けると思います。
説明19:施工前
屋根の骨組みは全て終了状態。写真の状態を見ていると何が何だかわからない感じですが・・・。左の説明19:施工後と見比べてください。
説明20:施工後
写真は右記、説明20:施工前の部分にガルバリウム鋼板の金属瓦を施工した所です。一見カラーベスト(コロニアル)の様にも見えますが、ガルバリウム鋼板に特殊な添加剤を用いる事で長期に渡り手入れ不要の屋根材だと考えられます。そして一枚一枚をビスにて完全に止めている為、地震や台風に強く表面塗膜に関しても美観を損なわず対応して行けると思います。
説明20:施工前
屋根の骨組みは全て終了状態。写真の状態を見ていると何が何だかわからない感じですが・・・。左の説明20:施工後と見比べてください。
説明21
また同じ嵩上げ工事にしても他社では、安価なカラーベスト(コロニアル)を使用しているのを見かけますが、カラーベスト(コロニアル)の場合金属瓦に比べ、非常に重量が有るということと、耐久年数が短く表面の塗膜の耐久性が落ちると、再塗装などのメンテナンスが必要となります。
説明22
もしお宅で屋根工事などをお考えになられる時は、ご自身で材質を厳選されるのがベストだと考えられますが、どうしても分からない場合は信用出来る工務店か当社にご相談下さい。
当社では施主様ご本人に材質、施工方法などを良くご理解頂き施工を進めていく方法を取っております。良くお客様から説明を聞いても分からないと言う言葉を耳にしますが、大切な自分のお家にどの様な物を使用し、また施工するかをご理解して頂きたいのです。
説明23:施工後
谷樋部分の完成が写真です。
雨水が素早く流れるように勾配を考え施工しています。雨水はいかに早く樋に流してしまうと言うのも屋根造りには、大切な事なのです。
説明23:施工前
左記:説明23:施工後の施工前状態です。
説明24:完成
こちらが完成写真です。
右記、施工前・施工中がこの様に素晴らしい家に。全く違和感も無く、施主様にも大変喜んで頂けました。
また今年の9月にI様宅に定期点検をかねてお伺いしたところ、2階の部屋の暑さが昨年の夏と比べ物にならない位と喜んで頂け、当社としても施工させて頂いたかいがありました。
ありがとうございました。
説明24:施工前
施工前の状態です。
説明24:施工中
施工中の状態です。